ニキビ根本治療に漢方:血虚・瘀血編
漢方のお医者さんは、思ってもみなかった言葉で症状の原因を言い表します。
血が足りてない、胃が冷えている、など。
漢方については色々と調べていたので、基礎知識は持っているのですが、それでも、こういった表現には驚かされます。
西洋医学では、PMSはホルモンバランスの問題だ、大人のニキビは男性ホルモンの過剰によるものだ、と言いますが、漢方のお医者さんの言葉によれば、ホルモンの問題は「血」の問題のようです。芍薬甘草湯に効果を感じたことに関して「血を補うから」とのコメント。
ニキビの炎症を抑える効果が感じられた「芍薬甘草湯」ですが、実は有名なニキビのお医者さんが研究論文に、芍薬甘草湯の服薬により血中アンドロゲン(男性ホルモンと呼ばれている)が低下しニキビが改善改善された、と書いているのです。
ホルモンのことを調べ始めると、複雑なホルモン分泌のセオリーと「女性ホルモン」と「男性ホルモン」という曖昧な表現に翻弄されるのですが、血が足りない(血虚)と血の流れが悪い(瘀血)と言われると随分シンプルに、理解しやすく思えるのです。